夜の街。繰り出す私とミーのカー。
私は友人に連れられ、体感かなり久々になんば方面へ繰り出した大学生。
友人がiPadを買うらしく、心斎橋のアップルストアへ行く付き添いに私も参加した。
昼の12時半ごろ、アップルストアは長蛇の列ができていた。
さらに三密を避けるため、予約制になっていた。
私と同じく友人も驚いていた様子であった。
手元のiPhoneを操作しながら18時30分の予約を促すショップ店員。
何となく予想できなかったのかと言いたげな目で彼を見る私。
そんな私を後目に18時30分の予約をとる彼。
面白いほどさらさらと事が進んでいき、今更私が苦言を呈するのは野暮だと感じた。
そう思い込まざるを得なかった。
しかし思っていたより早く18時30分が訪れたため、今思えば杞憂だったかも。
それまでそれぞれ行きたい場所へ向かった。
私は音楽が大好きなので、タワレコや、通りかかった中古のCDショップに立ち寄った。
私はタワレコで主な収穫は無し。友人はくるりとかクリーピーナッツのアルバムを買っていた。
二軒目の中古ショップの店内はおそらく70年代頃のブルースがかかっており、レジには長髪のおじさんが二人ほど。
まさに中古レコードショップといった佇まいであった。
サブスクが主流になってきた中、CDなど無用の長物となってきているような時代であるが、私自身、そのようないつ消えるかわからないデータを長く丁寧に保管するよりも、モノとして持っておきたいと考えている。
そのため、サブスクで何度も聴いた本当に好きなアルバムは今のうちから集めておきたい。
そして見つけたのはゆらゆら帝国のミーのカーだ。
ゆらゆら帝国は本当に品薄で、いろんなCDショップを見ても本当に無い。
そんな中手に入れることができたのは正直すごい嬉しい。。。
嬉しい。。。。
ちなみに収録曲の「ミーのカー(Long varsion)」は25分34秒と大作になっているため、万人に勧めることはできない。
その後いろいろな店舗を巡った後、コメダ珈琲で軽く時間をつぶし、気が付けば時刻は18時25分ごろ。
二人でアップルストアへ向かった。
手元のiPhoneを操作し、予約の確認するショップ店員。
「付き添いの方を除き、おひとり様での入室になりますがよろしいでしょうか。」
「お連れ様は後から一名ずつご案内することもできますが。」
あんまりにもアップルストアが綺麗な建物だったので、少し中を覗いてみたいという思いはあったものの、さすがに普段の運動量を超えている。疲れが先行していた、
「じゃあ君がiPadを買っている間、私は夜の街へ繰り出せばいいかな。」
(訳:散歩してくるから行っておいで)
完全に疲れでおかしくなっている。発言した後そう感じた。
半笑いの友人。半笑いのショップ店員。
彼らの視線を背に、私は文字通り夜の街へと繰り出した。
夜の心斎橋はいろんな人であふれかえっていてそこそこ楽しかった。
元からいろんな人を見るのが好きなので、夜の都市部は絶景スポットだと感じるほどには楽しかった。
ゴスロリ?みたいな恰好をした集団。
大音量のスピーカーを担いで進む謎の集団。
下ばかり見ているせいで青信号に気が付くのが遅い人々。。。
今日はそんな土曜日だった。
体感すごく長く感じる休日だった気がする。
(ヒント:投稿された時間)